『ニーチェ 愛の言葉』 適菜収
Content
美しいとは、こういうこと
なにひとつとして、美しい「もの」はない
人間だけが美しいのだ
誰よりも深く「美」を追求した
最大の賢者が紡ぐ
貴女をもっと豊かにする言葉たち
My feeling
一見 難しそうな印象だけど、実際に手に取ってみると、
随分 噛み砕いて説明してくれているので
スラスラ読めるし、理解もできる。
お堅いイメージの 哲学者ニーチェ。
だけどそんな彼が「美とは何か?」という問題に向き合って
男女平等主義や女性の立場のような
社会的概念についてだけじゃなく、
化粧やダイエットの本質についてまで
数多くの言葉を残しているそう。
…何だか びっくり!!
美人になりたい人、
まずはニーチェの言葉から学ぶべし。
◆女の最大の技巧は
嘘をつくことであり、
その至上の関心事は
見せかけと美である
『善悪の彼岸』
→「見せかけの美」こそが美。
だからメイクはとても大事。
すべてを晒さず仮面をかぶることで
自分を神秘的に見せ、謎を残して
男性を迷宮に引きずり込む。
美女は、メイクの力を最大限に利用する。
◆もっとも高貴な種類の美は
突然魅了するような美ではなく、
(中略)われわれの眼を涙で、
われわれの心を憧れでみたすような、
あのゆっくりとしみこんでくるような美である
『人間的、あまりに人間的Ⅰ』
→ゴージャス美人< 安心させる美人
美女は「やわらかな美」を身につけることで
いい男を魅了する。
◆誰ひとりとして、おのれが総じて
生存しているということ
かくかくの性質を備えている
ということ(中略)に対して、
責任を負ってはいけない
『偶像の黄昏』
→もって生まれた環境を受け入れる女性は美しい。
人間は一つの運命であり、 戦う場所はこの現実である。
美女は自分のもって生まれた環境を
最大限に輝かすことができる。
◆男たちはある種の思わせぶりな、
ねっとりした優しみによって、
最も確実に誘惑されるもの
だからである
『悦ばしき知恵』
→うるさい女が嫌われる理由。
口数の多い女性は、
いい女の 引き立て役にしかならない。
美女は謎を残し、思わせぶりな物腰で
男を誘惑する。
◆なにか大きなものを贈る人は、
決して感謝されない
『人間的、あまりに人間的Ⅰ』
→プレゼントは「残らないもの」
「すぐに消えるもの」を選ぶ。
記念に残るものをあげる、というのは
あくまでも贈る側の都合であり、
「いつまでも感謝しろ」と 強要するのと同じこと。
効果的なプレゼントで美女は 品位を高める。
自分の中の「女性」に問いかけてみる。
あなたにとっての美はなに?
あなたは人を愛してる?
あなたは人に親切にしてる?
明日は今日より もっと美人に近づけますように…。
[1回]
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